ビリヤードに類似した盤上ゲーム
カロムは木製のボードゲームで、自分のコマを指ではじいて、盤面上の四隅のスポットに落として勝敗を競う言わば、おはじきとビリヤードを足したような遊びです。ボード上に置かれたパック(駒)を、打ち手が順番にストライカーと呼ばれる手玉ではじき、四隅の穴に落としていきます。先に全部落とし終わったほうが勝ち。例えて言えば手はじきビリヤードです。
エジプト発祥ゲーム
カロムやカロムに似たゲームは、世界各国で盛んに行われています。その原型は12~13世紀にかけてエジプトで確立されたと言われています。それから何世紀もかけて、世界に広がっていきましたが、イギリスに伝わったものは独自の変化・発展を遂げて、ビリヤードへと変わっていったとされています。
日本にカロムゲームが伝わったのは、明治末期から大正初期にかけてという説や、昭和に入ってウイリアム・メレル・ヴォーリズによって持ち込まれたのではないかともされています。
昭和30年代初期には、カロムは全国的に広がって、「闘球盤」(投球盤)という名称で親しまれていました。ところが、なぜか現在では彦根を中心とする地域にしか残っていません。その彦根では毎年行われるカロムの日本選手権大会が行われています。
(出典:日本カロム協会ホームページより)
まずは、じゃんけんで順番を決めます。
攻撃は1人づつ順番に、交代で行います。
ストライカーを自分のエリアライン上から指で弾き、自分の色のパックをポケットに落とす。
自分の色のパックを落とせたらもう一回。落とせなかったら交代。
自分の色のパックがなくなれば王手となり、最後に“ジャック”を落とせば勝ちです。
ペナルティについて
●ポケットにストライカーが入ったときペナルティーとして、ポケットから自分のパックを1つ、 盤上中央に戻します。その時同時に落としたパックはノーカウントとして、盤上中央に戻します。
●王手の時(盤面上に自分の色のパックが無くなった場合)以外にジャックを入れてしまったときは、 ペナルティーとして、ポケットから自分のパックを5つ盤上中央にジャックと一緒に戻します。